「個人型確定拠出年金で選ぶべきこの7本」を読んだ
この本を読んでみました。
個人型確定拠出年金iDeCoで選ぶべきこの7本! 50歳でも30歳でも3000万円つくれる35の法則
- 作者: 中野晴啓
- 出版社/メーカー: ビジネス社
- 発売日: 2017/04/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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日曜夜にビールを飲みながら、かってな批評軸にて感想を整理してみます。
iDeCoの説明
★☆☆☆☆
・知るべき内容は最後のおまけ的に15ページほどしかない。
経済の知識
★★★☆☆
・年金の歴史、日本国債、インフレ、デフレについてとその関連などについての説明がある。
運用期間の考え方
★★★☆☆
・60歳で投資をやめる前提でアセットアロケーションを組む必要はないという考え方
(運用指図者の活用、60歳で一気に取り崩すわけではないこと)
運用手法の考え方
★☆☆☆☆
・自からが社長を務める会社のファンド(手数料のかかるファンド・オブ・ファンズな投資比率調整型バランスorアクティブ)
の優位性を示すための言説が目立つ。
*素人のリバランス不要説の提唱
*「インデックスファンドは一部のマニアが使うもの」説の提唱
*とにかく今後の日本の株式(TOPIXなどのインデックス)はだめ。
だからやるなら世界の時価総額にもとづいたバランスファンドか
アクティブ運営の日本株ファンドという考え方
総合評価
★★☆☆☆
× 結論ありきの言説。この本はある程度の知識の人が読まないと、手篭めにされる可能性が高い。
○ インフレ、デフレ、日銀の政策などざっくりと説明している。